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創の小さい僧帽弁形成術を

投稿日時:2013-06-30 00:16

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回答者数:2件





21歳の娘が僧帽弁膜症で手術が必要と言われました。目立たない小さい創で弁形成術を受けるにはどうすれば良いのでしょうか。
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 回答 (2件)
No.2
投稿日時:2013-07-02 18:01
ご回答ありがとうございました
その手術なら健康で楽しい生活も結婚や出産もできそうでうれしいです。
No.1
投稿日時:2013-07-01 15:50
僧帽弁膜症とくに僧帽弁閉鎖不全症では弁形成術が患者さんのためにメリットが大きいです。若い患者さんとくに女性の場合は一段と意味があり、たとえば妊娠出産も弁形成のあとなら普通通り可能となります。人工弁では金属でできた機械弁になるとワーファリンという血栓予防のお薬を一生飲む必要があり、流産や奇形の率も高いのです。一方ブタなどの組織で造られた生体弁では10年も持たずに次の手術が必要となるという問題があるのです。

さてその僧帽弁形成術は胸骨正中切開といって胸の真ん中を約25cmも切って行うのが普通です。しかし一部の病院では右胸の乳腺の下を小さく切って手術するポートアクセス法で僧帽弁形成術が可能です。この手術は豊かな経験が必要なため、実績のある病院での手術が勧められます。それによって安全性も確保しやすくなるでしょう。このポートアクセス法での僧帽弁形成術について、心臓外科手術情報WEB(http://www.masashikomeda.com/web/2009/03/post-4632.html)に詳しい説明や写真なども掲載されていますので参考になるでしょう。

このポートアクセス法なら創の痛みも少なく、骨を切らないため早く仕事やスポーツなども再開できますし、創は乳腺の下に隠れてあまり見えないため、心の重荷が取れます。

この手術によって自然で元気で楽しい生活を回復されることを祈ります。
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