投稿日時:2013-06-30 09:23 | |
質問受付中 回答者数:2件 |
拡張型心筋症で心不全と言われています。薬ではなおらないと言われました。手術で治せるのでしょうか |
No.2 | |
投稿日時:2013-08-04 10:20 |
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ご回答ありがとうございました。元気がでてきました |
No.1 | |
投稿日時:2013-07-01 17:36 |
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拡張型心筋症にもさまざまな状態やタイプがあります。 中にはお薬や塩分制限などの穏やかな治療が良いということもあります。 逆に、心臓手術することで心不全が軽くなり元気になれるというタイプもあります。 たとえば、拡張型心筋症で左室が大きくなり形がゆがむことで僧帽弁が逆流することがあります。機能性僧帽弁閉鎖不全症と言います。この状態になると、もともと拡張型心筋症そのもので心不全になりがちな状態が、うんと悪くなるのです。そうしたときに、心臓手術で逆流を治し、必要に応じて関係のところもある程度修復することで改善ができるのです。 あるいは拡張型心筋症で左室が極端に大きくなってパワーがでなくなるときには、テレビなどで有名になったバチスタ手術やそれに類した左室形成術という方法で心不全を軽くすることができることがあります。 拡張型心筋症もいよいよ重症で末期になれば、補助循環つまり人工心臓という方法があります。以前より格段に進歩し、この装置をつけた状態で運動もできるまでになっています。そしてそうした患者さんには最終的には心移植で元気な生活を取り戻すことが夢ではなくなりました。まだまだ制約はあるものの、10年20年前と比べると長足の進歩がみられます。 これらの情報は心臓外科手術情報WEB(http://www.masashikomeda.com/web/2009/03/2-6f2b.html)に詳しく解説されています。参考になることでしょう。 このように拡張型心筋症の中には心臓手術で改善できるタイプがいくつもあり、お薬ではどうにもならない場合に役立つのです。だからこそネバーギブアップであきらめずに、着実に病気を克服することが大切なのです。 |