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閉塞性肥大型心筋症

投稿日時:2013-07-02 09:33

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回答者数:2件





娘が閉塞性肥大型心筋症でなんども発作を起こしています。

主治医からは不治の治療と言われています。

治す方法は本当にないのでしょうか
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 回答 (2件)
No.2
投稿日時:2013-08-04 10:21
ありがとうございました。専門家に相談してみます。
No.1
投稿日時:2013-07-03 19:32
この閉塞性肥大型心筋症は略称IHSSあるいはHOCMと呼びますが、発作とくに失神発作が起こると、いのちの危険があります。

心臓のポンプの部屋の出口のところで筋肉が異常に張り出して出口をふさいでしまうのです。さらに血液がその狭いところを無理にすり抜けねばならないため、ポンプの入口にある僧帽弁が巻き込まれて僧帽弁の逆流まで起こります。

そのためその狭いところを広げればこの病気はかなり治るのです。

軽症ならお薬で、少し重症になればペースメーカーやカテーテル治療で良くなります。カテーテル治療ではその異常筋肉のところに毒を流して筋肉を壊すため、周囲の大切な組織もやられて脈が遅くなり、ペースメーカーになってしまうことが時々あります。

こうした方法では治りにくいとき、あるいはペースメーカーなどを避けたいときなどには心臓手術という方法があります。

異常に飛び出した筋肉を削り取るのです。これは視野の悪い、左心室という部屋の奥深いところの筋肉を削り、かつ周囲の重要なところを傷つけないという繊細な手術ですので、かなり経験が必要です。エキスパートによってのみ良い結果が期待される手術です。

悪い筋肉を削り、血液の流れが正常化すれば、僧帽弁の巻き込みも解消し、僧帽弁は手をつけることなく自然に良くなります。その結果、患者さんはお元気になるのです。
こうした情報は心臓外科手術情報WEB(http://www.masashikomeda.com/web/2009/03/12-ihss.html)をご参照になれば良いでしょう。

娘さんが何度も発作を起こしておられるのでしたら、速やかに専門医にご相談されるのが安全です。発作で突然死というのはぜひとも避けたいものです。
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